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液晶タブレットとしても使える Lenovo ThinkVision LT1423p をレビュー

今回は Lenovo ThinkVision LT1423p ワイヤレス・モバイル・モニターをお借りすることができたのでレビューしてみたいと思います。 140630_leno_01 一見タブレット?と思わせる外観ですが、こちらはLenovoさん曰くワイヤレス・モバイル・モニターとなっています。つまり無線接続できて、持ち運べる(バッテリー内蔵!)なモニターなのです。さらにタッチ操作はもちろんデジタイザーペンまで使えるという色んな可能性を秘めた一台なんです。

  仕様を確認

それでは、仕様を見てみましょう。 140630_leno_001 注目ポイントは以下の部分ですね。

○AH-IPSモニターなので視野角が広い

○解像度1600×900なのでフルHDほどではないが、十分な画像表示が可能

○ワイヤレス接続が可能で、バッテリー搭載なので完全に無線で使うことができる

○ゴリラガラスなので傷に強い

○マルチタッチとデジタイザーペンに対応 私としてはデジタイザーペンが使えることが一番気になります。お絵描き・イラスト用途にも使えるでしょうか?

  外観・付属品は

それでは実機を見ていきましょう。 140630_leno_03 こちらは右側部分です。左側から電源ボタン(Wi-Fi ON-OFF)・電源アダプター接続部・USB接続部(映像用のケーブルも一体になっている特殊仕様)・セキュリティ用のスロット・ペン収納部となっています。どの部分も用途が決まっていますので、特に拡張性等はないですね。 140630_leno_045 ペンの収納はこんな感じですっきり収まります。持ち運ぶことを考えるとこれは重要です。 140630_leno_02 こちらは上部です。右側がディスプレイの調整用のメニューキー。となりはカーソル移動用の+、-キーです。一般的なディスプレイと同じような感じです。 140630_leno_065背面部分はこのようになっています。真ん中上部の赤い部分は、起こすとキックスタンドになります。 140630_leno_08キックスタンドを使用すると12°の角度をつけることができます。しっかりしていますので、このまま手を置いてペンで操作しても問題ないです。 140630_leno_09また、シンプルカバーというカバー兼スタンドが付属しています。こちらは30°~73°まで9段階の傾斜をつけてモニターを立てることができます。 140630_leno_10シンプルカバーはこんな感じでスライドさせてモニターを収納することができます。カバーは丈夫に出来ていますのでしっかり画面を保護できそうです。ただ、個体差はあるかもしれませんが収納させるときにちょっと窮屈に感じるくらいぴったりしていました。

140630_leno_11電源アダプタはちょっと大きめですが、プラグ部分は折りたたんで収納できます。

140630_leno_12USBケーブルは専用の特殊形状のオスーUSB3.0オスと、延長用のUSB3.0メスーUSB3.0オスとUSB2.0オスの2系統に分かれたケーブルの2本が付属しています。

140630_leno_13こちらはUSB WiFiアダプターです。これを使うことでWiFi機能のないパソコンでも本機をWiFi接続できます。もともとWiFi機能のあるパソコンの場合はこのアダプターを付けなくても接続可能です。(ただし本機と接続すると、ルーター等との接続が切れますのでインターネットへの接続が切れます)

140630_leno_14デジタイザーペンです。普通のペンと比べると小柄です。また、電池は入っていません。

  いざ、接続

それでは実際に接続してみます。140630_leno_15モニタ本体へ専用のオスコネクタを接続~延長側のUSB3.oとUSB2.0のオスコネクタをパソコンへ接続します。(後で試してみたのですが、延長側のUSBケーブルは使わなくても動作可能なようです)

140630_leno_16というわけで、無事接続できました。が・・・実は、モニターは繋げば映るものと思っていたので、接続しただけですぐに使えるのかと思っていましたがドライバ等をインストールする必要がありました。

ちなみにセットアップ用のファイルはモニター内に保存されているので、USBケーブルを接続していればファイルを立ち上げることができます。そのあとは指示通りに進めていけば特に問題なくドライバと、LT1429pコントロールパネルというソフトがインストールされます。このコントロールパネル経由でモニターとの接続・切断また各種設定を行うことができます。

私はUSB接続のディスプレイを初めて体験したのですが、USB3.0ということもあるのでしょうが特に遅延などは感じませんでした。個人的には常用できるレベルだと思います。ただ、ゲーム用途のようなシビアな使い方は無理かもしれません。

画面に表示できたので、視野角も確認してみます。

140630_leno_17横方向から~ほとんど色の変化もありません。

140630_leno_18縦方向から~こちらも問題ありません。

さすがAH-IPSといった感じです。普通の据え置きのモニタなら視野角が狭くてもそれほど問題ないですが、モバイル用途も想定しているのでどの角度からも違和感なく画面が見れるのはとても重要ですよね。また、デジタイザーペンでのイラスト作成時も視野角が狭いと描きづらいので、こちらでも視野角の広さは役立ちます。

140630_leno_19今度はUSB WiFiアダプターをパソコンに接続し、LT1429pコントロールパネルからワイヤレス接続をしてみました。当たり前ですが、こちらも繋がってしまえば普通に使えます。タッチ入力やデジタイザーペンでの入力も無線状態で可能です。

気になるのは画像や操作の遅延ですが、さすがにUSB接続に比べると若干遅れは感じます。動画の再生など通信状態によってはカクツキを感じることもありました。ですがモニターにはスピーカーが無いので、無線で動画を見ることもあまりないような気もします。ペイントソフトでの描画も少しだけ遅れを感じましたが、こちらは許容範囲内だと感じました。

  イラスト用途に使える?

次は液晶タブレットとしての使い勝手についてです。

まず本機のデジタイザーについてですが、WacomのUP-911E-02DDというペンが使えましたので、Wacom製だと思われます。Wacom製ということは大半のグラフィックソフトが筆圧対応しているのでソフトの選択肢がとても多くなります。例えばPhotoshop等のWintabというAPIを使っているソフトで筆圧を感知させることができるのです。

ですが、実際には多くのタブレットPCと同じように初期のままではWintabを使っているソフトで筆圧感知させることは出来ませんでした。ただし、TabletPCというAPIに対応しているソフト、例えばCLIP STUDIO PAINT PROのようなソフトなら最初から筆圧感知させることができました。

このままでも問題ない方は大丈夫ですが、やはりPhotoshop等でも筆圧感知させたいですよね。というわけで、WacomのUSサイトからタブレットPC用のドライバTABLET PC – Enhanced Tablet Driver 7.2.0-4をダウンロードしてインストールしてみました。結果は見事、Photoshop Elements 11やZBrush 4R6といったソフトでも筆圧感知させることができるようになりました。

Wacom系の液晶タブレットやタブレットPCで有る問題として、周辺部のペン先のズレやブレが有ります。その点に関しては、本機は問題が無いわけではないのですが、思ったほどひどくはありませんでした。解像度が高すぎないこともあり、周辺部分でのペン操作も普通に行えましたし、ブレもほとんどない感じでした。細かい描き味はCintiqには及ばないでしょうが、十分に使えるレベルだと感じました。

ですが上記ドライバをインストール後、別の問題も起きてしまいました。どうもタブレットPC用のドライバを入れると無線接続の状態でタッチ入力やペン入力ができなくなるようです。色々試してみましたが、ドライバをアンインストールしないと無線での操作は出来ませんでした。ですので現状としては無線での使用を取るか、有線でWintabでの筆圧を取るかという選択になりますね。ちなみに、無線機能が不要な場合は ThinkVision LT1423p モバイル・モニター(製品番号: 60A3UAR2JP)というものもありますし、価格も1万円ほど安いので、そちらを選択するのも良いかもしれません。

  どう使う?

それではこのモニターをどういった方へおススメできるか考えてみました。

ます、持ち運びを前提としていることから、出張先や出先で作業する際にもう一台モニターが必要な方。ただ、例えば本機とノートパソコンを持って移動するのは小型とはいえ結構な重量になるので、出先でちょっと広げて・・・というよりは宿泊先で資料作成時に作業効率を上げるような使い方が現実的かと思います。

そして私としては、やはり液晶タブレットとして使うのがおススメですね。この価格帯(5万円台)で買える液晶タブレットは中古でしかないでしょうし、タブレットPCも性能面でちょっときつい気がします。ですので、安価なCintiq代用品として使うのもアリだと思います。しかもCintiqに勝る点として、ケーブル1本ですっきりつなげるという点や、扱うソフトによっては無線でのイラスト作成もできるという点があります。

この、無線でのイラスト作成が中々面白いと思います。例えば高性能なデスクトップパソコンと無線でつないで、ベッドでゴロゴロしながら落書きするとか贅沢で楽しそうですよね。当然ながら本機には冷却ファンはありませんから、埃等も気にせず布団の中でも使えるという点もあります。私はどうしてもタブレットPCのようにどこでも持ち運べるような機体でも冷却ファンがあると埃が気になってしまうので、この点は精神衛生上とても良いですね。私はこの使い方が一番おススメですね。

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